諏訪市の高島公園で桜のつぼみがほころび始め、公園を管理する市は8日午前、開花宣言をした。記録的な早咲きだった昨春に比べて11日、過去10年の平均に比べると2日遅い。今週末から見頃に入りそうという。新型コロナ「5類」移行後、初の花見シーズンとなり、多くの来園を呼び掛けた。

 ソメイヨシノを中心に約90本の桜が植わる名所で、開花宣言を受け、8日夜から園内のライトアップとちょうちんの点灯も始まった。大小60基の投光器と60個のちょうちんで午後6〜10時に桜や天守閣を照らし、幻想的な雰囲気をつくり出す。

 昨春は周囲と一定の距離を保ってのお花見宴会を呼び掛けたり、消毒液を置いたりしたが、これらをなくしてコロナ前の形に戻した。

 金子ゆかり市長が開花を宣言。「昨日気温が上がり、一気に花開いた。週末は好天が予想されている。園内のトイレも改装したので、ぜひお花見に訪れ、高島公園の桜をゆっくり楽しんでください」と話した。