子供の健やかな成長を願う「武者幟(のぼり)」づくりが長崎県佐世保市の染物店で行われています。
たくましく、健やかな成長を願って武将の勇猛な姿が描かれます。
創業122年、佐世保市の川口家染工場。
4代目の川口直一郎さんは今年も3月から端午の節句用の「武者のぼり」の製作を続けてきました。
長さ7.5メートル。子供の名前と家紋が刷り込まれ、最後に武将の顔が描き上げられて完成です。
川口社長:
「目を入れる作業は、うちの父が魂を入れるといってましたので(特に気を使います)」
少子化や住宅事情の影響で注文本数が減る中、伝統を守っています。
川口社長:
「のぼりですから、遠くから見るものですのでね、派手に、元気よく、勇ましく。そういうのを作っていきたいと思っています」
勇壮な絵柄で端午の節句を彩る「武者のぼり」
初節句の家々で子供たちの成長を見守ります。