長崎市の市庁舎跡地に建設が計画されている新たな文化施設について、市側は施設の規模や機能を縮小する見直し案を提示しました。

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長崎市は16日に開いた「文化振興審議会」で、新しい文化施設の規模や機能について、建設費用の高騰を理由に一部、見直す案を示しました。

見直しの内容は防音機能を備えた小規模な「練習室」の設置見送りやホワイエとエントランスロビーの一体化による面積縮小などとなっていて、これに対し委員らは「どんな文化施設が必要かこれまで議論し計画を作り上げてきたのに今回の見直し案は予算の削減ありきだ」と強く反発しました。

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委員「文化のことについてはまるっきり触れていない箱を小さくしようっていう意見しか聞かされてない」

委員「作るところを考えましょうで1年延びて、そして今度はじゃあこれも見直しましょう。もう少し考えましょう。ずっと話し合うだけで終わってしまってですね。結局いつ建つのかともう作らなくていいんじゃないかってなるのが一番怖いです」

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崎市の担当者「見直しできるものがどれで、できないものがどれかをなのかを検証していきたい」

長崎市は提示した見直し案について各文化団体から改めて意見を集約し、できるだけ早く新しい文化施設の規模や機能を決めていきたいとしています。