JRA通算4500勝まであと「5勝」としている武豊騎手は、土曜に東京で4鞍、日曜に京都で6鞍の計10鞍に騎乗する。

 日曜京都11Rの天皇賞(春)(4歳上・GI・芝3200m)にはサリエラ(牝5、美浦・国枝栄厩舎)との初コンビで挑む。19年の朝日杯FSを制したサリオスの半妹となる血統馬。重賞は未勝利ながら、前走のダイヤモンドSでは初の長距離に対応し、テーオーロイヤルからクビ差の2着に健闘した。今回は53年のレダ以来、71年ぶりとなる牝馬の春の盾制覇を目指す一戦だ。

 武豊騎手はこれまで天皇賞(春)を89年のイナリワン、90年のスーパークリーク、91年と92年のメジロマックイーン、99年のスペシャルウィーク、06年のディープインパクト、16年と17年のキタサンブラックで、歴代最多となる8勝を挙げている。ここで7年ぶりの9勝目となるか注目したい。

 また、土曜東京11Rの青葉賞(3歳・GII・芝2400m)にはシュガークン(牡3、栗東・清水久詞厩舎)で挑む。自身が主戦を務めたキタサンブラックの半弟。ここ2戦の勝ちっぷりが良く、重賞初挑戦でも能力は五分以上だろう。ここで日本ダービーの優先出走権獲得といきたい。

■今週の騎乗馬
27日(土)東京
3R・キャネル
9R・ルクスフロンティア
10R・トーセンリョウ
11R・シュガークン

28日(日)京都
6R・デルシエロ
8R・ケイデンシーマーク
9R・ティルドーン
10R・アドマイヤラヴィ
11R・サリエラ
12R・メイショウヒューマ