待望のオープン入りなるか。18年NHKマイルC覇者のケイアイノーテックの全弟となるケイアイセナ(牡5、栗東・平田修厩舎)が、日曜新潟11Rの弥彦ステークス(4歳上・3勝クラス・芝1800m)で4勝目を狙う。

 ケイアイセナは父ディープインパクト、母ケイアイガーベラ、母の父Smarty Jonesの血統。母は10年のプロキオンS、11年のカペラSを制した砂の快足馬。全兄のケイアイノーテックは18年のNHKマイルC、同じくFierce Impactは豪G1を3勝している。また、同じくケイアイシェルビーは藤懸貴志騎手との名コンビで知られ、オープンで活躍中だ。

 ここまで10戦3勝。昨春から1勝クラス、2勝クラスと連勝。半年の休養を挟み、昇級戦の3走前こそ11着に大敗したが、ここ2戦は0秒1差の3着、0秒1差の2着と勝ちに等しい競馬をしている。今回は過去2勝を挙げる新潟芝1800mが舞台。条件にも不足はない。

 兄の背中は少しずつ近づいている。ここで全兄弟4頭目のオープン馬誕生となることを期待したい。