(佐藤肖嗣アナウンサー)

開花は平年より遅かったサクラですが、長崎地方気象台は、2日 “満開”を発表しました。

見ごろを迎えたサクラ。県内有数の名所から生中継でお伝えします。

(青木雄大アナウンサー)

サクラが満開、咲き誇っています。

参道には、サクラの木がずらっと並んでいて、まるで花のトンネル。

圧巻です。

長崎地方気象台は、4月2日サクラが満開になったと発表しました。

去年より3日遅い発表となっていまして、平年並みだということです。

私は今、県内有数のサクラの名所 雲仙市千々石町にある橘神社に来ています。

5分ほど前から雨がちらつき始めまして、中には傘を差している人もいますが、辺りはまだ明るくて、花見は十分楽しめそうです。

今年の開花の発表は、3月26日で平年より遅かったんですが、このところの暖かさによって一気に開花が進んでいきました。

この橘神社でも今、満開となっていまして、見頃を迎えています。

今、毎年恒例の「花まつり」が行われていまして、参道にはずらっと出店が並んでいます。

食べ歩きをしながら、サクラを楽しむというのもいいかもしれません。

平年であれば、サクラは開花から1週間ほどで満開になるということなんですが、今年は開花から3日で満開になりました。

雨の影響でサクラが散り始めるかもしれませんが、舞い散る桜もまた風情がありますよね。

橘神社には、いくつかのサクラを楽しむスポットがあるんですが、そのVTRをご覧ください。

(青木アナ)

昼どきの公園内では、多くの家族連れが弁当を食べるなど、花見を楽しんでいました。ここの特徴は、上を見上げると視界が満開のサクラでいっぱいになることだそうです。

(小浜から花見客)

「毎年、お花見してて、ちょうど今満開なので来てみました」

「去年より咲くのが少し遅かった。きれい」

(青木アナ)

橘神社は、橋の上から満開のサクラを見下ろせる、県内でも珍しい人気スポットになっています。

参道を横切るように流れる「千々石川」の川岸に咲くサクラを、橋の上から見下ろせます。ほかにも、サクラが咲くいろんな情景を楽しめますよ。

そしてこの時期ならでは。花まつりのお楽しみが、期間限定「桜のご朱印」です。

ピンク色のサクラの花と淡い光のぼんぼりが美しい。真ん中には「桜詣(さくらもうで)」というふうに書かれています。

ご朱印は毎年デザインが違っているので、今年だけの春の思い出になるといいですね。

そして1枚。桜の花びらが散っていて、甲冑のシルエットに描かれているんですが「観櫻火宴(かんおうかえん)」という橘神社の行事の様子を描いたものです。

武者に扮した約150人が、松明を手に桜並木を練り歩く「観櫻火宴」。

戦国時代の千々石町の史実に基づく祭りで、毎年「花まつり」の時期に行われています。

28回目となる今年は、3月30日に開かれました。

郷土の繁栄であったり、能登半島地震被災地の復興の願いを込めて「いやさか」の声を上げたそうです。

2つの御朱印は、今月いっぱい用意しているそうで、7日までの「花まつり」期間中は書き置きしたものを渡しているということです。

橘神社には、珍しい種類も咲いています。大きな花が垂れ下がって咲く「大提灯(おおぢょうちん)」という名がついたサクラです。

ソメイヨシノよりも花びらが白くて大きいんです。本当にきれいでしょう。

この橘神社では、ソメイヨシノと合わせて、「大提灯」も楽しんでいただきたいですね。

【NIB news every. 2024年4月2日O.Aより】