(佐藤肖嗣アナウンサ−)

NIBのニューススタジオには、シーズンを終えたばかり。

プロバスケットボールB1長崎ヴェルカの松本 健児リオン選手に来ていただきました。

(佐藤アナ)

きょう13日に前田 健滋朗ヘッドコーチの退団が発表されましたが、前田コーチにどんな思いがありますか?

(松本健児リオン選手)

前田コーチもそうですが、この世界に入ると毎年別れがあって、出会いがある。そういう職業なので、一番嫌な時期がこの時期なんですけど。

前田コーチとは、B3の時からB2まで一緒にやってきました。高校の先輩で、まさかプロの世界で一緒にできると思ってなかったですし、ご一緒できて、すごく嬉しかったです。

(松本健児リオン選手)

本当に寂しいんですがとても感謝してるし、一緒にこの3年間やれて良かったです。

(冷川小粹アナウンサー)

6日にシーズンを終えたばかりで、11日の夜にはファン感謝祭が開かれましたが、いかがでしたか。

(松本健児リオン選手)

普段、僕らは真剣な表情だったり、怖い表情してると思うんですが、リラックスしてファンの前で何かやるっていうのは新鮮だったし、そういった表情を見せることもできて良かったと思ってます。

(佐藤アナ)

改めて、リオン選手のプロフィールを紹介させていただきます。

(青木雄大アナウンサー)

松本選手は、神奈川県出身の29歳。

2020年に行われたトライアウトを受け、チームの契約第1号選手として、長崎ヴェルカに入団しました。

力強いドライブや、アグレッシブな守備を武器に、B3時代からレギュラーとして活躍しています。そして今シーズンは、B1でチーム最多となる53試合に先発出場を果たしました。

(青木アナ)

リオン選手。チーム発足時からの目標だった、B1の舞台でのプレーはどうでしたか。

(松本健児リオン選手)

(長崎ヴェルカは)、僕が契約した時からB1を目標としてたし、僕もB1は初の舞台でしたが「ヴェルカらしさ」「自分らしさ」をしっかり表現できたのではないかと思います。

(佐藤アナ)

ざっくりとではありますが、初参戦となったB1の今シーズンをリオン選手と振り返ります。

去年10月、開幕後の初戦が昨シーズンB1準優勝で、今年3月天皇杯で優勝した「千葉ジェッツ」との対戦。いきなりの強豪に対し、ヴェルカは連勝を収めました。すごく良いスタートを切ったと思いましたが、あのゲームはいかがでしたか。

(松本健児リオン選手)

B1最初の試合ということで、会場の皆さんはもしかしたら勝てないんじゃないかと思っていたかもしれませんが、僕たちは誰一人、そのように思っていなくて、初戦だからこそ(千葉ジェッツ側も)難しさもあるし、勢いに乗れば勝てると思っていました。そこでしっかり2つ(勝ちを)取れたのは、すごくいいスタートが切れたなと思います。

(佐藤アナ)

アウェイで続く第2節も連勝し、開幕から4連勝。この勢いはいいぞ!と思ったんですが、シーズンの中盤になると、なかなか波に乗れない時期も。この苦戦の原因はどう分析されますか。

(松本健児リオン選手)

色々と原因はあると思いますが、ヴェルカのスタイルを他のチームも研究して、それにアジャストされたっていうのが大きいかなと。

だからと言って、全然通用しなかった訳ではないと思うし、後半戦はそれを上回って勝利を積み上げることもできたので、学ぶことが多かったシーズンでした。

(佐藤アナ)

終盤は3連勝を2回する時期もあり、トータルとしては大変出来たB1初シーズンではなかったんだろうかと勝手に思うんですが、いかがですか。

(松本健児リオン選手)

僕もそう思います。シーズン中 "THIS IS VELCA" というスローガンがあって

それを表現できてたんじゃないかとは思います。

(佐藤アナ)

結果としてシーズンを終えて27勝33敗。西地区6位という結果の成績については、どう捉えてますか。

(松本健児リオン選手)

早く(ヴェルカが目標としていた) 30勝を達成し、さらに勝利を積み上げてプレーオフに出ることを目標にしていたので、最初のターゲット、目標である      30勝が達成できなかったっていうのは、凄く悔しいです。

(冷川アナ)

県内の “バスケ熱” がとても高まっています。ファンの皆さんから、ヴェルカに期待すること、そして松本選手へのメッセージをいただいたので、御覧ください。

(ファン)

「B1でも戦えていたと思うので、来期にも期待。新しいアリーナも出来るので、行って応援したいと思ってます。順位は1位目指して頑張ってほしい。チャンピオンシップの試合まで行ってほしいと思います」

(ファン)

「松本健児リオン選手が好きです。来年からもたくさん応援するので、もっともっと活躍して、カッコいいところを見せてほしい」

(ファン)

「今年は序盤ファールがかさむ時が多かったんですけど、後半すごく減ってものすごいディフェンダーになったなという気がします。今年以上のディフェンスと、あとは得点ですね」

(ファン)

「いい意味で、泥臭いディフェンスとかがとてもかっこよくて、ポッドキャストとかも全部聴いてます。学校へ行きながら電車の中で聴いてます。本当に大好き。応援してます。頑張ってください」

(冷川アナ)

ファンからの熱いメッセージを聞いて、改めて思うことはありますか。

(松本健児リオン選手)

実際にこうやって(ファンの)声を聞くことってあまりないんですが、聞けてすごく嬉しいですし、来シーズンも頑張ろうという気持ちになりました。

(佐藤アナ)

ファンの皆さんの声にもありましたが、10月には新しく開業する「長崎スタジアムシティ」の『ハピネスアリーナ』へ本拠地を移すわけですが、当然でしょうけど楽しみですか。

(松本健児リオン選手)

もうワクワクしてます。

(佐藤アナ)

ちょっと早いかもですが、そこに向けた来シーズンへの思い、意気込みは。

(松本健児リオン選手)

この前ちょっと見てきたんですが、まだ100%完成していないものの、もうアリーナの形ができていました。そこで長崎ヴェルカのブースターの皆さんが応援してくれる中、プレーするのがとても楽しみです。

僕らもパワーアップしていきたい思うし、ブースターの皆さんも声援の部分でパワーアップしてもらったら、いい意味で相手にとって嫌なアリーナになるんじゃないかなって思います。

(佐藤アナ)

本当に楽しみな新シーズンです。長崎ヴェルカの松本健児リオン選手に来ていただきました。ありがとうございました。

【NIB news every. 2024年5月13日放送より】