上戸彩(38)が10日、死去したことが発表されたTBS系ドラマ「3年B組金八先生」シリーズの脚本を務めた脚本家の小山内美江子さん(94、本名=笹平美江子、ささひら・みえこ)を追悼した。

上戸は01年に放送された同ドラマの第6シリーズで性同一性障害の生徒、鶴本直役を演じたことで注目を集め、一躍人気俳優となった。「小山内先生、ただただ悲しいです。寂しいです。会いたいです。金八先生のオーディションで打ちのめされていた私に、”鶴本直”という役を与えてくださったのが小山内先生でした」と感謝。「あのときに経験させていただいたすべての出来事が私の糧となり、それは今でも確かに私を支えてくれています。先生とはずっと文通をさせていただいていましたね。そのお手紙の一通一通が私には一生の宝物です。金八先生の撮影時は叱られることがほとんどだった私ですが、いつの日か先生に褒めていただけるようなお芝居ができるよう、これからも芝居に真摯(しんし)に向き合っていきたいと思います」と決意。「小山内先生本当にありがとうございました。そして、ゆっくり休んでください。心よりお悔やみを申し上げます」と哀悼の意を表した。

小山内さんの訃報は、長男の俳優利重剛(61)が自身の公式ホームページで発表した。横浜市出身。葬儀・告別式は近親者で行った。