タレント草なぎ剛(49)が12日、フジテレビ系「僕らの時代」(日曜午前7時)に出演。主演する時代劇映画「碁盤切り」(17日公開)で試写を見た際の感想を白石和彌監督(49)に明かされた。

白石氏が「草なぎさんがみた最初の感想が『江戸時代に生まれたかった。そうしたらもっと人気者になれたかも』って言ったんですよ。今よりも人気者になりたい、って」と草なぎのポツリとつぶやいたひと言を明かした。

草なぎは、映画で使ったからかさ(頭にかぶる三角形のカサ)をかぶっている写真がお気に入りのようで「なんか、からかさが似合っちゃって、なかなかあのからかさ、なじむ人がいない。オレも江戸時代に生まれてればよかったなぁ」とつぶやいた。

さらに草なぎは「高倉健さんとか、ちょっと思い出した。思い出しながらやっていたの、今回」と話すと俳優で映画監督の斎藤工(42)は「ご一緒されていたんですよね」と返した。草なぎは高倉健さんの遺作となった映画「あなたへ」(2012年公開)で共演していた。

草なぎは白石氏に「待ち時間長かったじゃないですか、準備とか」と話すと「あっ文句じゃないんですよ」と断って「そのときにふと、撮影所出たときに健さんのことを思い出して、寡黙な役だったから、ちょっと高倉健、っぽくするにはどうしたらいいか。それがなんか。効果があったのか、すごい自分でみて、初めて大人を感じましたよ、監督」と話した。

草なぎは興奮を止められないのか「大人の第一歩ですよ。この年になって、初めて大人として演じられた」と声を弾ませた。白石氏は「いやいや、そんなことないでしょ」とうれしさで笑みが顔に張り付いていた。