俳優唐沢寿明(60)が21日、都内で、映画「九十歳。何がめでたい」(前田哲監督、6月21日公開)の完成披露舞台あいさつに登壇し、観客からの“熟年離婚”の悩みに回答した。

本作は昨年11月5日に100歳を迎えた作家・佐藤愛子氏のベストセラーエッセー集「九十歳。何がめでたい」を実写映画化。90歳を迎えヘトヘトになった作家自身の日々の暮らしと世の中への怒り、戸惑いが描かれる。

主演の草笛光子(90)が、世の中を痛快に一刀両断する90歳の作家という役どころにちなみ、登壇者が観客の悩みに回答するコーナーが設けられた。「子供たちが巣立ち、主人と2人になるのが不安。熟年離婚はありか」という観客からの悩みに対し、唐沢は「お子さんができる前は2人だったわけですから」と苦笑い。

続けて「(子供ができる前に)どんな気持ちで2人でいたのかを思い返せばいい」と話し、「散歩でもするとか、一緒にテレビを観るとか、なんか2人で一緒にできることを考えればいいんじゃないですかね」と夫婦円満の秘訣(ひけつ)を語った。

司会から「子育ての間にいろいろおありになったのかもしれないですよね」と返されると、唐沢は「そうなるとキリがありませんよね」と会場の笑いを誘った。

同イベントには草笛光子(90)藤間爽子(29)片岡千之助(24)LiLiCo(53)真矢ミキ(60)前田監督も登壇した。