春ドラマ戦線も中盤。石原さとみ(37)主演のテレビ朝日系ドラマ「Destiny」(火曜夜9時)は14日放送の第6話まで世帯視聴率7%台をほぼキープと、まずまず好調だ。

 石原といえば、2020年に一般男性と結婚し、2022年に第1子を出産。一時産休に入っていたが、今作で3年ぶりの連ドラ復帰と鳴り物入りだった。今月17日には主演映画「ミッシング」も公開と、公私ともに順調そのものだ。

「『Destiny』はTVerのお気に入り登録数も100万人超で、春ドラマの中ではトップを争っているんですが、ただ、ドラマのレビューなどを見る限り、そこまで好評とは言い難いんですよねえ」と、元テレビ誌編集長は首をかしげる。

 国内最大級のレビューサービス「Filmarks」でのドラマの評価は5点満点で「3.3」。同じ石原主演の「アンナチュラル」(TBS系=2018年放送)が「4.4」であることと比べても、確かに高評価とは言い難い。

「もちろん《映像がきれい》《さとみさんが美しい》といった好意的な書き込みもあるんですが、《中途半端》《浅い》《話を重ねるごとに面白さが減った》《全体的に詰めが甘い》などなど、とても好調キープのドラマとは思えないネガティブコメントも目立つ。不思議ですね」(前出の元テレビ誌編集長)

■椎名林檎はトバッチリ?

 中には《エンディングの椎名の曲が致命的に物語のテイストと合ってない》なんて意見も、ひとつやふたつじゃない。ドラマ主題歌「人間として」を歌う椎名林檎にしてみれば、とんだトバッチリだろう。

「それでも数字的に好調なのは、初共演の亀梨和也さん(KAT-TUN)が目当てという視聴者もいるでしょうが、やはり石原さとみさんの熱心な“信者”がそれだけ多いということでしょう。もともと同性人気は高いですし、石原さんの髪型、メーク、ファッション、スタイルから何から全てを崇める“忠誠心”の高いファンが大勢いる。結婚、出産を経て3年ぶりの連ドラ復帰ですから、ドラマの内容もさることながら、ただただ石原さんを鑑賞したい、支えてあげようという気持ちもあるのでは」(スポーツ紙芸能デスク)

 衰え知らずの石原人気、恐るべしか。