<阪神3−0中日>◇21日◇甲子園

「神整備」と呼ばれる阪神園芸の面目躍如だった。試合前から内野グラウンドに大量の「白土」がまかれた。イニング間にも次々と追加され、1輪車の台数は20台ほどに達した。

阪神園芸によると、これほどの「砂入れ」はかなり珍しいという。途中からは白部分の方が多い、異様な「マーブル模様」になっていた。吸水性が高い土で、試合成立に大きな効果を発揮したのは間違いない。ただ“代償”もある。複数の土をブレンドしている「甲子園の土」にはそぐわないため、これから取り除かなければいけない。その作業はかなりの重労働。黒土を追加して、もう1度正しい配合の土を作り直す。週明け、チームは横浜遠征。その間に阪神園芸は人知れず、グラウンドの再整備を行う。