<高校野球春季奈良大会:天理6−1法隆寺国際>◇21日◇2回戦◇大和郡山市営球場

天理の藤原忠理新監督(58)の初陣を勝利を飾った。

昨年まで天理大の監督を務めた同監督は「高校野球の展開はどう崩れたり調子が上がるか、見極めが手探りの状態。今日は1点ずつ得点できるイメージどおりの合格点」と振り返る。

主将で4番の松本大和内野手(3年)が3打数2安打1打点、1四球1盗塁と存在感を発揮。指揮官は「主将で4番の打撃の引っ張る力は大きい。凡打に終わっても力強いスイングはみんなに勇気を与える」と語った。身長176センチ、体重80キロで通算10本塁打。投げては最速144キロの松本は「終盤はゼロが続いた。チャンスで1本出す力と、試合を通してノーミスの守り勝つ野球をテーマに」と修正点を挙げた。