<アジア・チャンピオンズリーグ(ACL)横浜3−2蔚山>◇準決勝◇第2戦◇24日◇日産ス

横浜F・マリノスが生きるか死ぬかの死闘を制し、初の決勝に進出した。ホームに蔚山(韓国)を迎え延長を終えて3−2。2戦合計3−3からのPK戦に5−4と勝利した。前半39分にDF上島拓巳が退場となる不運に見舞われたが、10人になりながらも驚異的な粘りでKリーグ2連覇中の強豪を退けた。決勝(5月11日ホーム、25日アウェー)ではアルアイン(UAE)と対戦する。

   ◇   ◇   ◇

横浜MF植中朝日が前半に2得点を挙げ、逆転進出への流れを作った。アウェーを0−1と落とした中での第2戦。幸先良く13分にこぼれ球を拾い右足で先制点。30分にはMFナム・テヒのパスから巧みにターンし、エリア手前から豪快に右足を振り抜いた。「監督から昨日『ハットトリックしろ』と言われ、ゴールしてチームに貢献できて良かった」。チーム一体となってのファイナル切符に「優勝をつかみ取りたい」と意気揚々と話した。