<ヤクルト4−3DeNA>◇19日◇神宮

「神」が「王」を呼び戻した。ヤクルト村上宗隆内野手(24)が、DeNA4回戦(神宮)の8回、決勝の3号ソロを放った。22年に最年少22歳で、令和初の3冠王を戴冠した村神様。今季はその年3冠王ルーティンを2年ぶりに取り入れる。「何が正解か分からない」と答えを探し続ける。18日の中日戦(バンテリンドーム)に続く2戦連発は、今季神宮初アーチ。神であり、王である男が、チームを最下位脱出に導いた。

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▼村上が2試合連続の3号。今季1号はチーム13試合目、4月14日DeNA戦と遅かったが、3号は昨年のチーム28試合目(5月4日巨人戦)より早く出た。今季は14日の1号が先制、18日の2号が先制、19日の3号が勝ち越しで、本塁打がすべて勝利打点。村上の本塁打は通算194本となったが、3本連続で勝利打点付きのVアーチは自身初めてだ。