<広島6−2阪神>◇21日◇マツダスタジアム

投打がかみ合った広島が、今季2度目の4連勝で首位阪神に0・5ゲーム差に迫った。打線が序盤3回までに天敵村上から5得点。1回は1、2番で先制し、2回は下位打線で加点。3回は前の打席、二塁打の末包が2戦連発となる2号3ランで突き放した。先発床田は8回に失点して途中降板となるも、リーグトップタイの5勝目を手にした。試合後の新井貴浩監督(47)の談話は以下の通り。

−先発の床田投手は8回に不運もあったが

新井監督 本当に今日も素晴らしいピッチングだったと思います。打ち取った当たりが内野安打になったり不運もあったんですけど、今日もしっかり投げてくれました。

−阪神村上投手に対して

新井監督 昨年のMVP投手ですし、そう簡単には点を取れない。対戦が多くなっていく中でいろんなものがデータとして出てきますが、攻撃陣はよく打って、点を取ってくれたと思います。打撃コーチも、スコアラーも、いいサポートをしてくれたと思います。

−1回、先頭の秋山選手の二塁打が勢いづけた

新井監督 先頭でよーいドンでしっかり捉えた当たりだったので、いい初回の攻撃だったと思います。

−末包選手が昇格から好調続く

新井監督 もちろん彼も試行錯誤しながらいろんなことをやっていると思うんですけど、何より昨年の経験が自信になっていると思います。バッターボックスでも落ち着いていますし、どっしりしています。試合前練習でも「今日も打ちます」と彼が言っていましたけど、本当に打ちましたね(笑い)。

−岡田監督が戦前に「巨人を3タテする秘訣(ひけつ)を教えてほしい」と

新井監督 メンバー交換のとき? それはもう、2人だけの秘密です。