育成から支配下登録に復帰した西武のブランドン内野手(25)が27日、自身初となる開幕スタメン入りへの意欲を示した。楽天との開幕戦(29日)を行う楽天モバイルパーク宮城での全体練習に参加。三塁での出場に向けて「そこで出られたら一番うれしい。当日まで分からないので、しっかり準備をしたい」と意気込んだ。

 ブランドンはドラフト6位で入団した2021年、オリックスとの開幕戦で9回から三塁の守備に就いてプロ初出場。2戦目に初先発するなど32試合に出場した。股関節などの故障で昨秋から育成契約になったが、今春のオープン戦で11試合に出場して打率3割3分3厘を残し、24日の試合後に支配下へ復帰した。

 オープン戦最終盤に佐藤龍や元山と争う三塁での起用が増え、開幕スタメンの可能性がある。新たな背番号66のユニホームを着て「66がブランドンと思えるように頑張りたい」と決意した。(末継智章)