◆九州六大学野球春季リーグ戦第1週第2日 久留米大12―14北九大(14日・小郡市野球場)

 激しい打撃戦を制した北九大が開幕2連勝をした。昨秋、本塁打王と打点王を獲得した4番石橋昂樹(4年・宗像)が3安打5打点と大暴れした。

 2回に7得点の猛攻の口火を切る安打を放った石橋は、その回の2打席目となる2死満塁で走者一掃の三塁打。続く4回には2試合連続となる左越え本塁打で2点を追加した。二塁打が出ればサイクル安打達成だったが、その後は2打席連続で内野フライに倒れるなど安打は出ず「サイクルが頭にあって打ち上げてしまいました。まだまだ未熟でした」と反省顔だ。

 この日の本塁打がリーグ戦通算11本目。北九大のこれまでのリーグ戦通算本塁打記録は10本で、これでチームの記録を更新した。「記録を更新したいと思って意識していました。自分の1本目はランニングホームランだったので、次で柵越えの11本目を狙います」とさらなる記録更新に意欲を見せる。

 開幕から2試合で2本塁打8打点と、昨秋の3本塁打10打点に早くも迫る勢いだが「みんなの応援で打たせてもらっています。自分としては今季は足を見せたい。盗塁王を目指していきたい」と新たなタイトルも見据えた。