◆記者コラム・タカ番24時

 やっぱりすごい破壊力だな。米メジャーのドジャース。1番ベッツ、2番大谷、3番フリーマンの「MVPトリオ」が開幕前の予想通り打ちまくっている。初回、三者凡退で終わったことはほとんどないらしい。「ベッタニマン」の愛称こそピンとこないが、今年は大谷のプレーオフでの戦いも見られそうだ。

 国内に目を移すと、こちらもやっぱりすごい破壊力だ。3番柳田、4番山川、5番近藤のクリーンアップが好調ソフトバンク打線を支えている。1、2番も機能しているため、3人の打点がどんどん増える。山川は13日の古巣西武戦(ベルーナドーム)、2打席連続満塁弾で8打点を荒稼ぎするなど打点リーグトップを独走中。柳田、近藤も上位にいる。2003年のダイエー日本一を呼んだ「100打点カルテット」のような記録的な活躍も期待十分。となれば「YYKトリオ(仮)」にも何か愛称が欲しいところだ。

 ドジャースの選手が出塁すると、両手を上げて傾け、足を上げるポーズが見られる。漫画「ドラゴンボール」に由来した「フュージョン・ポーズ」とも呼ばれているようだ。ソフトバンクでも山川の「どすこい」がおなじみだが、背後の柳田の謎ポーズがにわかに注目を集めている。山川とはちょっと異なるポーズに見えるが、柳田は「いやいや、どすこいです。あれ、どすこいです」と笑顔で全面否定。これが見られるのは柳田が走者にいて、山川が一発でかえした時だ。そんな場面を何度も披露できれば、打点もますます増える。
(小畑大悟)