◆ロッテ8―1西武(6日、ZOZOマリン)

 エースが勝てない。西武は先発の髙橋光成が初回にネフタリ・ソトに先制2ランを浴びるなどで4点を許し、今季最短の4回で降板。初勝利が遠く、開幕から4試合で3敗目となった。シーズン初登板から4戦続けて勝てないのは2017年以来だ。

 髙橋は「スムーズに入れず先制点も与えてしまった。なんとか粘っていたら変わっていたんじゃないか」と悔やんだ。ソトには内を突こうとした147キロ直球を右翼スタンドに運ばれた。松井稼頭央監督は「もう1個出力が上がっていないように感じた」と表情を曇らせた。

 エースの序盤の失点は重く、打線は9回に中村剛也の4号ソロで零封負けを逃れたが、今季のチームはロッテに5戦全敗となった。髙橋は「1週間また見直してやっていきたい」と気を引き締めた。エースもチームもこのままでは終われない。(末継智章)