初夏の訪れを告げると言われる“カキツバタ”が新潟県柏崎市で見頃を迎え、訪れた人を癒しています。

【真保恵理アナウンサー】
「時より強い風に吹かれながらも、青紫色のカキツバタが美しく咲き誇っています。周りの緑によく映え、その数も圧巻です」

柏崎市の“柏崎・夢の森公園”で約3万本のカキツバタがいま見頃を迎えています。

【柏崎・夢の森公園 渡辺朝子さん】
「一つの株で3回花が咲くので、いま枯れて見えているのが最初に咲いた花、これから2番・3番と続いて咲いていく」

カキツバタはアヤメ科の多年草でアヤメに似ていますが、花びらの中央に白い一本の線が入っていて湿地帯に咲くのに対し、アヤメは花びらの根元に網目のような模様があり、畑の脇など乾いた土地に咲くのが特徴です。

5月17日も多くの人が訪れ、美しい景色を楽しんでいました。

【訪れた人】
「落ち着く色。サクラが終わって、今度はこういう紫で日本の色が次から次で(移ろいで)いい」

【訪れた人】
「すごい、圧巻。紫の色がただ紫でなくて、すごくきれい。いつまでも見ていたいくらい、すごく素敵」

5月末まで公園内ではカキツバタまつりを開催していて、期間中は市民の寄付による鯉のぼりも楽しめるほか、あんこに紫芋を使用した限定のおまんじゅうも販売しています。

【真保恵理アナウンサー】
「お芋の甘味も感じられおいしいです。そして自然の中でカキツバタを見ながら食べられるのも幸せな気分になります」

【柏崎・夢の森公園 渡辺朝子さん】
「この水辺は、特にお花を近くで見られることも喜んでいただいているので、近づいて見ていただきたい」

カキツバタの見頃は来週いっぱい続くということです。