格安航空会社「ピーチ・アビエーション」で、電動車いすのバッテリーを目視確認できないことを理由に乗客が搭乗を拒否された問題で、会社側が証明書などで安全が確認できれば輸送できるよう、社内規定を変更したことがわかりました。

この問題は、先月、那覇空港で電動車いすの女性乗客が搭乗しようとした際、バッテリーが目視で確認できず、搭乗できなかったものです。

ピーチはこれまで事前申告に加え、目視による確認を社内規定としていましたが、国土交通省から助言を受け、先月26日付で規定を変更したと明らかにしました。

バッテリーは原則目視で確認するものの、難しければ車いすの取扱説明書やバッテリーの証明書で確認して安全に輸送できると判断できれば、荷物として預けられるようにしたということです。

ピーチは「障害がある方への合理的配慮の観点や国の見解をうけ、規定を見直した」としています。