イランによる大規模な攻撃をうけ、イスラエル政府は報復措置について連日、協議しています。

緊張が高まるイスラエル北部から中継です。

奥に見えているのがレバノンで、イランが支援する武装組織ヒズボラの拠点があります。

今いる、この地域を含むイスラエル北部は、連日のようにヒズボラから攻撃を受けていて、つい先ほども国境付近で警報が発令されました。

一部報道では、イランによる大規模攻撃を受け、イスラエルが、ヒズボラなどを念頭に、第三国の支援組織に報復する可能性が高いとも報じられています。そうなれば、このあたりの情勢もさらに悪化することが懸念されます。

住民に話を聞くと、「事態のエスカレートの可能性もあり、反撃は望んでいない」という声がある一方、「まだ、何もしていないのが信じられない。今すぐにでも攻撃するべき」という人もいました。

──報復措置をめぐって、イスラエル政府に実際の動きはあるのでしょうか?

イスラエルの戦時内閣は、16日も招集され、対応を協議する予定です。

一部の現地メディアでは、15日の戦時内閣で、報復措置を行うことで意見が一致したという報道もありますが、現段階で、正式な声明はありません。

「欧米諸国に配慮をしながら、報復措置を検討している」とも報じられていて、調整が続いているものとみられます。

(4月16日放送『news zero』より)