パキスタンのカラチで19日、日本人5人を乗せた車列に自爆テロがありました。実行犯2人が死亡し、日本人1人が軽いケガをしました。

地元メディアなどによりますとパキスタンのカラチで19日朝、日系企業の駐在員の日本人5人が乗った車列に自爆テロがありました。

実行犯は3人とみられ、1人は自爆によって死亡し、もう1人は警察によって殺害されました。もう1人は逃走したとみられています。

現地の総領事館によりますと、日本人男性1人がガラスで足を切り、軽いケガをしたものの、全員、命に別条はないということです。

ジェトロ・カラチ事務所山口和紀所長

「強く衝撃を受けています。カラチは路上犯罪は多いんですけどテロが非常に少なくて、しかもそのテロが日本人に向かうというのは、過去4年間、私が駐在している期間にはなかった」

実行犯は車列を尾行し、バイクで近づいて犯行に及んだとみられ、現場からは手りゅう弾や銃器が入ったバッグなどが見つかったということです。

地元警察は計画的な犯行だった可能性もあるとみて調べています。