大分市の高崎山自然動物園で、B群の新たなボスザルが決まりました。

今回は異例の選出方法が採用されました。

高崎山に現れるニホンザルは、B群とC群のふたつの群れがあります。

このうちB群の第1位、通称ボスザルは、19代目の「ゴロー」が2023年11月に群れを離れ、その座が“空席”になっています。

通常は群れの第2位の個体がボスに認定されますが、今回、管理センターが選んだ方法はこちらです。

小栗アナウンサー

「B群の新たなボスはどのサルになるのか、このピーナッツで決まります」

B群643頭のボスとなる“候補者”は2頭。

第2位で雄の「オオムギ」と、かつて、高崎山の歴史で雌で初めてボスを務めたことがある「ヤケイ」です。

雄と雌、その関係性が不安定なため、ピーナッツを使った確認テストで、どちらが優位な立場にあるか判断することになりました結果は…。

「オオムギが取りました〜」

大分市高崎山管理センター 藤田忠盛専門員

「(オオムギは)体格が大きいけれど、非常に優しくて温厚な性格なので、ヤケイに取らせてしまうのではないかと。この結果には驚き」

5回のチャレンジのうち4回、オオムギがピーナッツをゲット。新たなボスに決まりました。

4月20日に、オオムギのボス就任式が行われます。