「県民の台所」として親しまれてきた那覇市第一牧志公設市場でリニューアルして1年を迎え21日、記念した「大感謝祭」が開かれた。市場では抽選会や子どもたちによる旗頭演舞が披露され、多くの買い物客でにぎわった。

 市場は戦後間もない1950年12月に開設され、昨年3月にリニューアル。延べ床面積4981平方メートルで、地上3階建て。1階には精肉や鮮魚店など、2階には飲食店など計87店舗が入居する。

 大感謝祭のオープニングセレモニーでは、久茂地盛鶴保存会の子どもたちによる旗頭演舞が花を添えた。同市場組合の粟國智光組合長が「多くの方々に来ていただいた。きょうは一日楽しんでほしい」とあいさつ。古謝玄太副市長は「那覇の食文化が味わえる施設で、ますます活性化することを期待している」と述べた。

 大感謝祭では21日午後6時ごろまで伊勢エビやアグー豚のしゃぶしゃぶセットなどが当たる抽選会が行われるほか、午後1時から豚汁が振る舞われ、午後3時からマグロの解体ショーがある。午後5時にはエイサーも披露される。