県内のダムの貯水率が平年値を大きく下回る中、特に伊是名村では大幅に落ち込んでいて、県企業局はこのまま渇水状態が続いた場合、夜間断水の実施を検討する見通しです。

県内11のダムの貯水率は4月8日午前0時時点で49.4%で、3月29日に記録された過去10年の最低値42・4%から7ポイント改善しました。一方、平年値と比較するとマイナス25.4ポイントと依然として水不足は深刻です。

特に伊是名村では4月5日時点で、島内2つの貯水施設のうち1カ所の貯水率が10.5%まで落ち込んでいます。(メンナー山貯水池10.5% 天城ダム23.0%)

伊是名村の担当者は週末の雨でやや回復したが、依然厳しい状況だとしています。県企業局はこのまま渇水状態が続けば、夜間断水を検討せざるを得ないとして、今月11日にも職員を伊是名村に派遣し対応を協議する考えです。