俳優・杉咲花が主演を務める、カンテレ・フジテレビ系月10ドラマ『アンメット ある脳外科医の日記』(毎週月曜 後10:00)第2話が22日に放送され、本格初登場となった酒向芳の怪演が注目を集めた。

 同作は、講談社『モーニング』で連載中の同名漫画を、主人公を変更して実写化。“記憶喪失の脳外科医”川内ミヤビ(杉咲)が、目の前の患者を全力で救い、自身も再生していく医療ヒューマンストーリーで、失われた記憶をめぐるミステリーも見どころ。

 酒向は、関東医大の同窓会長で、ミヤビが勤務する丘陵セントラル病院にも関与する西島医療グループの最高権力者・西島秀雄役。「地域一帯で絶大な権力を誇る西島は、青臭い理想などはとうに捨て、グループ拡大のためには、手段を選ばない」だという。

 ラスボス感ただよう西島は、ミヤビの主治医で関東医大病院の脳外科教授・大迫紘一(井浦新)も逆らえない存在。さらに、その孫娘・麻衣(生田絵梨花)と綾野楓(岡山天音)が政略結婚を目論むなど、周囲に不穏な空気がただよう。

 大迫や麻衣とともに円卓を囲んだ会食シーンでは、西島はガチャガチャと音を立ててナイフを操り、クチャクチャと肉を噛み砕き、ニヤリ。同じ皿に手をつけようとした大迫に対し、麻衣が「それヘビの肉ですよ…」と明かし、大迫は「エッ?」とドン引きしながら口に運んだ。

 ミヤビや三瓶(若葉竜也)らの医療シーンとはまるで異なる演出で、視聴者からはX(旧ツイッター)などで「めちゃくちゃ悪そうな酒向さん出て来た… 悪そうっていうか怖い…」「あの咀嚼音耳にこびり付いて離れない」「只者ではない感がすごい…笑」など感想が続々。「井浦新さんと酒向芳さんと岡山天音くん、最愛思い出す」など、『最愛』キャスト集結も話題を集めている。