■『Yogibo presents RIZIN.46』(29日・有明アリーナ)
 全10試合終了後に榊原信行CEOの総括インタビューが行われ、メインイベントのフェザー級タイトルマッチで勝利した王者・鈴木千裕の海外参戦や、6月9日の『RIZIN.47』(代々木競技場第一体育館)と7月28日の『超RIZIN.3』(さいたまスーパーアリーナ)のカード、そしてファンが注目する朝倉海のUFC挑戦について語った。

 王座防衛した鈴木は、試合後インタビューで次の目標を聞かれると、パトリシオ・ピットブルが持つBellatorフェザー級のベルトを「奪いに行きます」と敵地へ乗り込んでチャンピオンになることを宣言した。

 榊原CEOとしては「ファイターとして試合に飢えてるタイミングだと思うので、防衛戦を大みそかって言う気はないし、6月の五味隆典選手との試合後にケガがなければ『超RIZIN.3』に王者として出てくれたら。その後、秋口にベラトールに挑戦して、大みそかに戻ってくる。そうするとRIZINで年間3試合できるので」と目論んでいる。

 また「GW明けには代々木のカードはどんどん発表したいですし、『超RIZIN.3』のアンダーカードもしっかり発表できるように準備していますので、お楽しみにしていただけたら」と、大会直後でも手を休めず次々と仕掛けていく。

 『RIZIN.46』のオープニング映像では、UFCのダナ・ホワイト代表と“仰天プラン”が動いていることが示唆され、朝倉海を「一番いい形でUFCに送り出してあげたい」と明言した榊原CEO。

 UFCとの交渉について聞かれると「前向きに話は進めています。RIZIN現王者の朝倉海をUFCに送り込むので、それなりの扱いをしてもらわなくちゃいけない。RIZIN王者の海が日本人初のUFCに送り込むベルトを巻くようなサクセスストーリーにつなげられるよう、UFCと調整がつくといいなと思っています」と現状を説明。

 さらに「これが1つのトリガーになってUFCを通じてRIZINのプレゼンスを高めることにつながっていけば。そのバランスを取りながら、本当に早いタイミングで発表できるんじゃないかと。みんな期待を裏切らずに、チャレンジを続ける朝倉海を見てもらえるんじゃないかと思います」と予告した。