5月6日に東京ドームで行われるボクシング・世界スーパーバンタム級4団体統一タイトルマッチ、王者の井上尚弥vs.挑戦者のルイス・ネリ戦を控え、4日に横浜市内のホテルで両者が出席した会見が行われた。

 東京ドームでのボクシング興行は、1990年に行われたマイク・タイソン以来34年ぶりで、井上は日本人として初のメインイベントを務める。

 心身の状態を聞かれ、井上は「メンタル面で言いますと、いよいよ、この日が来たな、という思いと、ここに並んでいるネリもいい状態で仕上がっていると聞いてますので、あさってはとてつもない試合ができるんじゃないかと確信しています」と宣言。一方のネリは「メンタル面では、この試合が決まってから、とても充実した日々を送ってきました。練習もパーフェクト。体重もリミットの中にあります。練習は成功しています」と語っていた。

 井上はファンに向けて「この試合はドームでのメインイベントになる。エキサイティングな試合を見せたい。その中で必ずKOにつなげて勝つ姿を見ていただきたい」とメッセージを送り、ネリも「メキシカンのボクサーとしての勇姿を見せたい。死を覚悟して戦いに挑みたいと思います。私は勝者となることを確信しています。井上選手と戦うこともよくわかっています。KOで必ず勝ちます」と同じくKOを予告していた。

 井上vs.ネリは、『Prime Video Presents Live Boxing 8』として、Prime Videoでライブ配信される。井上vs.ネリほか、WBA世界バンタム級王者の井上拓真vs.挑戦者・石田匠、ユーリ阿久井政悟vs.桑原拓のWBA世界フライ級タイトルマッチ、ジェイソン・マロニーvs.武居由樹のWBO世界バンタム級タイトルマッチと4試合の世界タイトルマッチを予定し、この日会見が行われた。