映画『ウルトラマンブレーザーTHE MOVIE 大怪獣首都激突』のグランドフィナーレ舞台あいさつが12日、都内で行われ、「ウルトラマン」シリーズ恒例の『ウルトラマンブレーザー』から新シリーズ『ウルトラマンアーク』へのバトンタッチが実施された。会場には、前作『ウルトラマンデッカー』主演の松本大輝(アスミ・カナタ役)もサプライズで登場し、3人のウルトラマンが集結する豪華なイベントになった。

 2023年7月から放送を開始した『ウルトラマンブレーザー』(テレビ東京系/毎週土曜 前9:00)は2024年1月に最終回を迎えた。その完結後の世界を描くのが映画『ウルトラマンブレーザーTHE MOVIE 大怪獣首都激突』となっている。

 この日は、蕨野友也(ヒルマ ゲント役)、搗宮姫奈(アオベ エミ役)、内藤好美(ミナミ アンリ役)、梶原颯(バンドウ ヤスノブ役)ら『ウルトラマンブレーザー』キャストが再集結。蕨野は「きょうこの日が来てしまいました」とかみしめ、「これまでたくさん応援していただいたおかげでこの日を迎えることができました。ありがとうございます」と感謝を伝えた。

 そして、放送開始が間近に迫る『ウルトラマンアーク』の主人公・飛世ユウマ役の戸塚有輝も緊張した面持ちで登壇した。戸塚は「『ブレーザー』が楽しかったな、面白かった、カッコよかったという思いを『アーク』に引き継いでもらえるように、胸を張って立つんだという意気込みでやってまいりました」と気合十分。蕨野が「彼を応援してあげようと思っています」と温かい目で迎えると、“SKaRD体操”を観客とともに披露し、会場を盛り上げた。

 さらに、『ウルトラマンデッカー』主演の松本が、キャストにも予告なしの完全サプライズで登場。松本は、出席がかなわなかった伊藤祐輝(ナグラ テルアキ副隊長)からの手紙を代読。伊藤は「グランドフィナーレということで、やはり寂しくなりますが、いろんな機会を通して皆さんに応援していただけて心からうれしかったです。きょうまでSKaRDの活動を見守ってくださってありがとうございます。SKaRDの皆いつも一緒に戦ってくれてありがとう。みんなの支えがあったから副隊長として頑張って来られました」と思いを伝えた。