観月ありさ、京都で神事「扇流し」に参加「平和や自分の願いごとを込めて扇を流しました」
三船祭は、車折神社例祭の延長神事として、1928年(昭和3年)に京都で挙行された御大典(昭和天皇の即位式)を記念して始められたお祭り。車折神社の御祭神は、平安時代後期の儒学者・清原頼業公(きよはら・よりなり)で、一族の中には清少納言の名も見られる。神主がおはらいをした石が入ったお守り「祈念神石(きねんしんせき)」、石をモチーフにした円錐形の立砂がある「清めの社(きよめのやしろ)」は、古来より信仰を集め、現在では、祈念神石は「願い事を叶えるパワーストーン」、清めの社は「悪運を浄化するパワースポット」として知られている。
観月は昨年4月に、車折神社芸能文化振興会「総裁」に就任。「芸能文化の復興と更なる発展のため、さらには、芸能文化を通して世の人々の心にやすらぎをもたらすため」の活動をしている。
この日は、午後2時頃より大堰川に浮かべた御座船・龍頭船・鷁首(げきす)船の上で、扇流し・舞楽などの伝統行事が斎行された。御座船(神輿の座す格式第一の船)に乗船した観月は「コロナ禍があけて4年ぶりの昨年から参加させていただき、毎年お祭りができるということは素晴らしいことだと思います。平和や自分の願いごとを込めて扇を流しました」と語った。
また、映画『もし徳』で京都に縁深く平安時代に活躍した「紫式部」を演じたことについては、総重量13キロの衣装“十二単”の重さが印象的だったと話し、「平安時代の方たちはどのように生活していたのかと疑問に思いました。十二単を着る機会もないので楽しくお芝居をさせていただきました。また、紫式部が源氏物語を書くときに着想を得たという滋賀県にある石山寺に行ってみたいです! 」と話していた。
映画『もしも徳川家康が総理大臣になったら』は、“もしも”徳川家康が総理大臣だったら、今の日本をどう導くのだろう?“もしも”歴史上の偉人がコロナ禍の日本に現れたら、どうやってピンチを乗り越えるだろう?そんな発想から生まれたビジネス小説(著:眞邊明人/サンマーク出版)を、俳優の浜辺美波、赤楚衛二、野村萬斎、GACKT、竹中直人らの出演で映画化。観月は、偉人たちによる最強ヒーロー内閣で文部科学大臣を務める平安時代の小説家・紫式部を演じた。