実業家の前澤友作氏(スタートトゥデイ代表取締役)が19日、自身のYouTubeチャンネルを更新。先日富士スピードウェイで開催され、出場した『フェラーリ・チャレンジ・トロフェオ・ピレリ・ジャパン』の舞台裏を公開した。

 「【デビュー戦】前澤クラッシュ!レースの洗礼」と題された動画は、初日のレースに臨む前の前澤氏の様子からスタート。コンディションを問われると「もちろん、体もメンタルも」と返答し「今日はスロースタートじゃなくていきなり行く」と宣言。スタッフが「気をつけてください」と心配すると、前澤氏は「いきなり大クラッシュかも」と話した。

 レース初日は朝から予選、昼から決勝というスケジュール。今回は33台がエントリーしており、いつもの倍程度の台数だという。予選は30分間の走行のなかでベストタイムで競い、順位順に決勝グリッドが決まっていく。前澤氏は「目標としては1分44秒台、うまくいけば1分43秒台を出せればいいな。そうのくらいで上がれれば33台中、10位から15位ぐらい、真ん中より少し上のポジションでスタートできるかなと思います」と目標を話し、レースに向かった。

 真っ白なボディーにステッカーをたくさん貼ったフェラーリでコースに出る前澤氏は、素晴らしいスピード感でレースを展開。だが、コーナーに差し掛かろうというときに、左からの車に追突され、まさかのクラッシュ。予選を終え、映像を見ながら『MAEZAWA RACING』のチームメイトとレースを振り返る前澤氏は「さぁこれからってところで…」と悔しそうな様子。さらにチームメイトが「思っていた以上にサスペンションがボキボキに…前後とも折れてる」と車のダメージの状況を説明。決勝のレースまでに必死の修復をはかり、何とか間に合っていざ決勝へ。

 (コッパ・シェル・アマ)クラス3位のポジションからスタートした前澤氏は、途中順位をクラス5位に下げるも、ライバルたちとし烈なつばぜり合いを繰り広げ、順位を上げていく。その後も攻めの走りで食らいつき、クラス3位でフィニッシュ。クラス最速タイムをたたき出し、見事表彰台にのぼった。