GWにおすすめ！　アウトドアを満喫したくなる映画＆番組4選

Netflixシリーズ『アメリカンバーベキュー最強決戦!』独占配信中



５月は、絶好のアウトドアシーズン。連休に向けて、バーベキューやキャンプを計画している人も多いかもしれませんね。そこで今回は、さまざまな野外活動を描いた映画＆リアリティ番組を紹介します。アウトドアを楽しみたい、挑戦してみたい、そんな気分を高めてくれる4作品です。

食べたい！ バーベキューの達人たちが挑む最高の肉料理
『アメリカンバーベキュー最強決戦!』

Netflixシリーズ『アメリカンバーベキュー最強決戦!』独占配信中

　全米から集まったバーベキュー猛者8人が料理の腕を競い合う対決番組。
　バーベキュー界の権威ふたりが審査員を務め、毎回一人ずつ脱落し、勝ち残った人にチャンピオンの称号が与えられます。

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　とにかく肉、肉、肉！ 巨大な肉の塊を手に、屋外の直火で焼き上げていく挑戦者たち。
　キッチンでの調理と違って火加減ができないため、薪や炎の様子を見ながら、理想の焼き加減を目指して、悪戦苦闘している様子にハラハラします。

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　腕自慢の彼らでも審査員を前にすると緊張するようで、素材を焦がしたり落としたりといったミスも多発。
　そんなとき、すかさず助けてあげる挑戦者もいて、ライバルでありながらも友情が育まれていく様子にも感動します。最終決戦は、なんと豚の一頭丸焼き。はたしてチャンピオンの座は誰の手に？

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　シーズン１のある回では、「バーベキューが食文化に根付いている3か国」として、アルゼンチン、モロッコとともに、日本の焼き鳥が挙げられていましたが、挑戦者たちが作るキャンプ料理のフルコースにそれぞれの郷土や家庭の味が反映されているのも見どころ。バーベキュー料理とはこんなに奥深いものなのか、と驚くこと必至です。

Netflixシリーズ『アメリカンバーベキュー最強決戦!』
シーズン1：2020年製作、シーズン2：2023年製作

挑戦したい！ 悔いなき人生のために山へ
『イーディ、83歳　はじめての山登り』

©2017 Cape Wrath Films Ltd.

　83歳のイーディは長い年月を夫の介護に捧げてきたにもかかわらず、娘に老人施設への入居を勧められ、絶望を感じていました。
　そんなとき、たまたま「いつだって手遅れなんてことはないよ」という言葉を耳にして、一念発起。かつての夢だったスイルベン山に登ることを決意し、一人でロンドンから夜行列車に乗ってスコットランドへ。登山用品店の青年ジョニーをガイドに雇い、初めての登山に挑みます。

©2017 Cape Wrath Films Ltd.

　初心者なのに偏屈なイーディですが、丁寧に指導してくれるジョニーから学ぶことを覚えて、ついに山へ。

©2017 Cape Wrath Films Ltd.

　壮大で美しい大自然を前にしたイーディは、ロンドンにいた頃よりもずっと生き生きしています。自分のためには生きてこられなかった人生をそのまま閉じるのは嫌だ、というイーディの強い思いと行動に心打たれる感動作です。

小さな恋人たちが駆け落ちキャンプ!?
『ムーンライズ・キングダム』

©2012 MOONRISE LLC. All Rights Reserved.

　舞台は1965年のニューイングランド沖にある小さな島。ボーイスカウトのキャンプから、12歳の少年サムが脱走してしまいます。
　一年前、サムは同じ年の少女スージーと恋に落ち、文通をして密かに駆け落ちを企てていたのでした。サムの脱走に気づいた隊長、警部、スージーの両親らは大慌て。小さな恋人たちの逃避行は、町全体の騒動に発展して……。

　『ザ・ロイヤル・テネンバウムズ』など、独特でお洒落な美術で知られるウェス・アンダーソン監督作。

　ボーイスカウト姿でアウトドアの知識や技術を得意げに披露するサムに対して、ワンピースを着てトランクを持ち、電池式レコードプレーヤーとフランソワーズ・アルディのレコードを持参したスージー。そんなギャップも微笑ましく、純真なふたりの向こう見ずな冒険がうらやましくもあります。

自分を癒やすために、大自然の過酷なトレイルへ
『わたしに会うまでの1600キロ』

　実在する女性の自叙伝を、リーズ・ウィザースプーンの主演で映画化。

　大好きな母の死に耐え切れず薬と男に溺れて結婚生活を破綻させたシェリルは、自分を取り戻すために1600kmにおよぶパシフィック・クレスト・トレイル（アメリカの長距離自然歩道）を一人で歩く旅に出ます。

　未経験のシェリルは、バックパックに荷物を詰め込みすぎてふらついたり、コンロの燃料を間違えて冷たいお粥しか食べられなくなったりと、失敗の連続。
　それでも、亡き母が誇りに思ってくれた自分自身に再び会うために、砂漠や山林を一歩ずつ歩んでいきます。厳しい自然と対峙しながら、過去を乗り越え、少しずつ癒やされていく主人公の姿に感動を覚えます。

　シェリルのような過酷な旅に挑むのは勇気がいるけれど、日常に疲れたときや上手くいかないときには、トレイルコースや自然公園を散策してみるとよいかもしれません。大自然の生命力に、心身が癒やされることでしょう。