アドルフ・ヒトラーの「南米逃亡説」をモチーフに、実際に起こり得たかもしれない世界線を大胆なアプローチで描いた、映画『お隣さんはヒトラー?』の日本公開日が決定し、場面写真が公開された。

特に1945年4月30日は、ヒトラーが長年の恋人だったエヴァ・ブラウンと結婚式を挙げ、総統地下壕の自室で、エヴァは毒を仰ぎ、ヒトラーが拳銃自殺を図った日とされている。しかしながらヒトラーの遺体を西側諸国が確認していない点、ナチス高官のアドルフ・アイヒマンなどが中南米に逃亡した事実、2015年に、コロンビアのジャーナリストによってもたらされたCIAの極秘文書の中に、ヒトラーに関する資料を発見、SNSで公開したことなどから、「ヒトラー生存説」「南米逃亡説」もまことしやかに囁かれている。

本作は、そんなヒトラーにまつわる“噂”をモチーフに、もし、アドルフ・ヒトラーが生存していてホロコーストを生き延びた男の家の隣に引っ越して来たらどうなる?という、実際に起こり得たかもしれない世界線を大胆なアプローチで描く。

監督は、本作が長編2作目となるレオン・プルドフスキー。隣人をヒトラーではないか疑うポルスキー役に、英テレビドラマ「ロンドン警視庁犯罪ファイル」のマイク・ウォーカー警視役で知られる、デヴィッド・ヘイマン。ヒトラーかと疑われるヘルツォーク役に『マイ・プライベート・アイダホ』『アルマゲドン』のほか、『ダンサー・イン・ザ・ダーク』を始め、ラース・フォン・トリアー監督作品常連のウド・キアが扮する。

映画『お隣さんはヒトラー?』は、2024年7月26日(金)より全国公開。

作品情報 映画『お隣さんはヒトラー?』

1960年の南米・コロンビア。第二次世界大戦終結から15年が経過し、巷ではアルゼンチンで逃亡生活を続けていたアドルフ・アイヒマンが拘束された記事で賑わっていた。ホロコーストで家族を失い、ただ一人生き延びたポルスキーは、町外れの一
軒家で日々を穏やかに過ごしていた。そんな老人の隣家に越してきたのは、ドイツ人のヘルツォーク。その青い瞳を見た瞬間、ポルスキーの生活は一変する。その隣人は56歳で死んだはずのアドルフ・ヒトラーに酷似していたのだ。ポルスキーは、ユダヤ人団体に出向いて隣人はヒトラーだと訴えるが信じてもらえない。ならばと、カメラを購入し、ヒトラーに関する本を買い込み、自らの手で証拠を掴もうと行動を開始する。正体を暴こうと意気込んでいたポルスキーだったが、やがて、互いの家を行き来するようになり、チェスを指したり、肖像画を描いてもらうまでの関係に。2人の距離が少し縮まった時、ヘルツォークが、ヒトラーだと確信する場面を目撃してしまう。

監督:レオン・プルドフスキー

出演:デヴィッド・ヘイマン、ウド・キア、オリヴィア・シルハヴィ 他

配給:STAR CHANNEL MOVIES

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2024年7月26日(金) 新宿ピカデリー、シネスイッチ銀座ほか全国公開