スノーデビューの聖地といわれる星野リゾートの「リゾナーレ八ヶ岳」に3歳の息子と行ってみた結果【後編】

3歳の息子のスノーデビューにと、2月の週末に2泊3日で「リゾナーレ八ヶ岳」へ。せっかくなので、子連れ旅行の参考になれば……と記した、リアルレポートの後編です!

旅の最大の目的、スノーアクティビティ!
果たして3歳の息子はデビューできるのか……!?

2日目の朝は7:00に起き、朝ご飯を食べに「YYgrill」へ。昨晩の夕飯をいただいたのと同じレストランで、朝もビュッフェ形式です。和食、洋食、カレー、菓子パンなど、バラエティ豊富で、朝からテンション上がりました。息子はというと、自分で選んだいちごメロンパンなるものを食べてご満悦。朝から普通にジュースが飲めるというのも、特別感があって嬉しそう。でも、おのれの腹が満たされるとすぐに「もう行こう!」というので、親は決してゆっくりバイキングを楽しむことはできません。ごはんにあれこれのせてかきこむのは自宅のいつもの朝と同じです(笑)。それでも、朝からごはんを用意しなくていい幸せったらありません! ちなみに我が家は朝食代は宿泊費に含まれているプランでした。ピーマン通りに美味しそうなパンのお店もあるようでしたが、朝のメニューが決まってると、楽は楽です。


 


 


 

張り切って、ホテル内のキッズ向けスキーレッスン「雪ッズ 70」の会場へ。この日は朝から人工降雪を準備されていました。

いったんお部屋に戻り、ちょっと休憩したら、スノーアクティビティの準備。「リゾナーレ八ヶ岳」は手ぶらでスキーが楽しめる施設としても有名で、ウェアも全部レンタル無料。息子は友人のおさがりのウェアを持ってきていたので、手袋だけレンタルしに行きました。親も先に送った荷物にウェアを入れてきていたので、特にレンタルはなし。そして、ホテル内にある「雪ッズ 70 スノーパーク」にて行われる無料のキッズ向けスキーレッスンを事前に予約しており、10:00の回に参加予定だった坊。30分程早めに行き、前の回のレッスンを見学したり、雪で遊んだりして待っていました。そしていざ、となったのですが、まずウェアを着たくないと大騒ぎ(部屋で着たくないと言われ、持ってきていた)。あーんど、レッスンの集合場所の横で行われていたオーブン粘土教室に心惹かれてしまい、「スキーしない! シュモクザメ作るーーーーーー!!!」と譲らない。というわけで、結果スキー教室はキャンセル(教えてくださるお姉さんたちが優しく何度か声をかけてくれたのに申し訳なかったです……)。オーブン粘土教室でシュモクザメを作る流れに……。母が期待していたスノーデビューはできずでしたが、本人の意向に沿った形で午前の部は終了。


 


 

3歳から受けられるこちらのレッスン。レベル1の内容でスキー板をはいて止まる練習ができるそう。スキー場と同じリフトも設置されていて、リフトから降りて滑り出す練習も。

坊ご所望のオーブン粘土教室。画像などあれば、自分が好きなモノを何でも作れるそうです! 彼は海の生き物にハマっており、サンプルの中からシュモクザメをチョイス。作り方はスぺシャリストの先生がマンツーマンで丁寧に教えてくれます。こちらは1500円くらいで、所要時間は30分くらいでした。

3歳児には難易度が高かったシュモクザメ(もっと簡単そうなのもありました!)。ほとんど父ちゃんが作りましたが(笑)、息子は大切にしています。大切にし過ぎて、背びれが折れてしまい、接着剤でくっつけました。思い出〜。

そして、初のゲレンデへ!
雪を楽しんでほしいと願う母

午後は、シャトルバスが出ている冨士見高原スキー場へ行く予定。母は早くスノボがしたくてウズウズ。張り切ってマイボードを持って、スキー場行きのバス乗り場へ向かいました。息子は夫とソリをして、私はその間にひと滑りさせていただく算段だったのです(私の誕生日旅行だったので夫が優しい件)。息子と雪遊びをして待っていると、夫から「残念なお知らせがあります」。?となっていたらなんと、向かおうとしている冨士見高原スキー場は、スノボができないとのこと! もう1箇所シャトルバスが出ている冨士見パノラマスキー場ではできるそうなのですが、バスの時間までさらに30分くらい待つ&距離も遠いということもあり、今回は息子のご機嫌などを優先し、泣く泣くスノボは諦めることにしました。これが今回の旅の最大の失敗(ちゃんと自分で調べておけよ、という話です)。ちなみに、宿泊プランにより、冨士見高原スキー場のリフト券は無料です。


 


気を取り直し、シャトルバスに乗り込み、15分ほどで冨士見高原スキー場へ到着。お目当てのキッズパークへ直行し、ソリ遊びに挑戦! 楽しかったようです(ほっ)。親というものは何なんでしょうね。せっかく雪山に来たからには、子どもにも雪遊びを楽しんでほしいとどうしても思ってしまう。子どもが行きたいと言ったわけでもなく、勝手に連れてきただけなのになんとも勝手な生き物です! 雪は予想通り全然なかったのですが、キッズパークでは他にも雪だるまを作ったり、トランポリンをしたり、マシュマロを焼いたり、アルパカにエサをあげたりして楽しみました。その後、ラーメンを食べて、2時間ほどの滞在で終了。これがスノーデビューというのかどうかはわかりませんが、いったん初めての雪山は体験できましたとさ。

ソリは楽しかった様子。ソリ専用のゲレンデなので、安心して滑れます。スノーエスカレーターもあり、上に行くのも楽〜。

結局スノーウェアは拒まれ、普通のダウンにフリース、スノーブーツというスタイル。手袋も嫌がるのですが、おまえさん寒くないのかね……?

トランポリンは貸し切り!

焼きマシュマロも初体験。美味しいに決まってる!

なぜスキー場にアルパカ(笑)?? エサやり好きな息子は大喜び。

帰りのシャトルバスでお昼寝をし、ホテルへ。ちょっと寝て復活したのか、「プール行きたい!」とのリクエスト……。部屋でゴロゴロしたい気持ちをグッとこらえて(ここでもせっかく来たんだから、という気持ちが発動)、プールへ。母は昨日行ってなかったので初めてでしたが、広ーい! 楽しそう! お誕生日の方は浮き輪のレンタル無料券がいただけるそうで、それでウミウシのビート板的なものを借りました。なかなか深いプールには行きたがらない坊でしたが、ウミウシに乗って波のプールにも挑戦。ジャグジーもあり、そこで温まることもできました。あとはひたすらウォータースライダーなど。母も調子に乗ってやりました(最高だった!)。閉館の18時まで遊び倒し、アクティビティは終了。その日の夕飯はレストランの予約などもしておらず、ピーマン通りのハムのお店でピザとカレー、スープや生ビール、ワインをテイクアウト。お部屋でゆっくり食べました。これはこれで最高ですね。ということで、2日目も終了! お疲れさまでした。

屋内プール「イルマーレ」の波のプール。大人も十分楽しめます!

ホテルで貸し出してくれるブロック。お部屋にちょっとおもちゃがあるだけで助かったりするものですね。

あっという間の2泊3日。
最後はブックカフェを堪能

朝ごはんを済ませ、パッキングをし、帰りも荷物は発送(使われなかったスノーボードも……。宅配業者の方、使いもしなかったのにすみません)。お昼ごろのあずさを予約していたので、シャトルバスの時間まではホテル内の「BOOK&CAFE」で過ごしました。絵本や旅、哲学や料理の本が2000冊以上もあり、本を読むながらお茶ができるという場所。絵本を片っぱしから読み、お気に入りを購入して帰りました。私は帰りの電車で読もうと山の本を。天然木のキッチンツールも売っていて、それもいくつか購入。ちなみに、ホテルのスーベニールショップのお酒の品揃えが最強だったのに、我々は気づけず……。コンビニまで買いに行かず、ここで買えばいろいろ楽しめたのに、と大後悔。あと、無料で楽しめるワインセミナーも行われていて、次に行く際は絶対参加したいなと思っています。


 


最後の日は翌日以降を考えて、早めに帰宅しましたが、遊ぼうと思えばプールへもスキー場へも行けます。息子がもう少し大きくなったらそれもアリかも! 母はスノボができなかったことが残念でなりませんでしたが、総じて楽しい2泊3日でした。3歳児は気分もあってなかなか思うようには行きませんでしたが、友人が言っていた通り、プールがあって大正解。リカバリーどころかメインで楽しんでいたような……。結論としては、大人もちゃんと楽しめるし、子連れには最高の場所でした! また行きます!


 

「BOOK&CAFE」にて。素敵な絵本がたくさん!

21:00〜21:30に行なわれている「ワインの学校」という無料プログラム。好みのワインを見つけるチャートを使った体験など、ワイン初心者でも親しみやすい内容だそう。今回はワインまで頭が回らなかったので(大好きなのに!)、次回の楽しみに。

【星野リゾート リゾナーレ八ヶ岳】




八ヶ岳の雄大な自然が広がる場所に位置するリゾートホテル。イタリアの山岳都市を感じる施設内には、暮らすように寛げる客室を備え、雄大な自然を舞台にしたアクティビティや土地のワインを味わう食事などを提供している。


所在地:〒 408 0044 山梨県北杜市小淵沢町 129 1

電話:050 3134 8093 (リゾナーレ予約センター

客室数:172 室・チェックイン: 15:00 /チェックアウト 12:00

料金:1 泊 2 4 ,000 円〜(2 名 1 室利用時 1 名あたり、 税・サービス料込、 朝食付)

アクセス: JR 小淵沢駅から車で約 5 分(無料送迎バスあり)



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