子どものころ、雑誌のお気に入り写真だけを切り抜いて自由にスクラップブックを作っていたみたいに。まずは10年間のオトナミューズをダイジェストでお届け!  貼り切れないほどの濃〜い思い出を、ずっと支持して愛してくれた読者の皆様とまず、共有したいのです!


 


あっという間に10周年を迎えたオトナミューズ。美と健康、アンチエイジングの話題は尽きませんが、そもそもどういう姿が理想なんだろう? モデルやスタッフ、読者の皆様と今日も、試行錯誤は続きます。

理想って、若見えじゃなくて年齢不詳!? 輝く季節はもしかして、これからかも

創刊号からカバーを務めてくれているモデルの梨花さんが2023年5月、50歳を迎えました。そこで気づくのです、梨花さんって「50歳に見えない」というより「年齢不詳じゃない?」と。モデルですもの、そもそも美しく、梨花さん自体が世間の50歳のイメージをガラリと変えるくらいのパワーを持っていることは周知の事実ですが、よく考えたらオトナミューズ界隈の素敵な方ってわりとみんな、年齢不詳。

10歳若く見えるとか、一番輝いていたころの自分にしがみついて時を戻そうとしている感じがゼロなんです。むしろ、一番輝くのはこれからかもしれないと思っている雰囲気。あ、梨花さんは今日も若いスタッフと楽しそうにYouTubeの撮影やってます。「いつかは死んじゃうからボサッとしてる場合じゃない」とか極論言いながら。いきなりショートカットにしてネットニュースを沸かせたり、かと思えば2年半もかけてヘアケア商品開発したりと話題の尽きない梨花さんですが、この在り方がやはり、オトナミューズを象徴している気がしてなりません。

デニムが好きとか、10年どころか20年前から愛用しているバッグがあるとか。シルバージュエリーが好きな人もいればパールを愛し続けている人もいるでしょう。「変わらない」自分の核は、10年くらいじゃ揺らぎません。自分が素敵と思えるものを最優先したい我々にとって、変わらないものがあるのは当然。

ただこれを機に、ぜひあなたも10年前の写真と今の自分を見比べてみてください。どうです、変わりました?  10年前の写真を「このころに戻りたい」ではなく「わー、このメイクの感じ懐かしい!」とか「服がw 違うねw」と冷静に見られるなら、今けっこうイイ感じの大人なんじゃないでしょうか。そして創刊10周年をいいことに祭りだのふり返りだの言ってますが、大切なのは「今」と「これから」。支えてくれる信じられないほど才能あふれたクリエイターの皆様やお付き合いくださるスタッフの皆様、見捨てず愛し続けてくれる読者の皆様に全力で感謝しながら、私たちに何ができるのかを。もっと頑張れることを、ミューズたちの明日をもっと明るく美しいものにできる何かを!  探して試行錯誤して、これまで以上にパワフルな10年にしたいと思います。どうぞ、お付き合いください♡

Thank you to all creators!

otona MUSE 2024年4月号より