世界各国の美しい港町や風景を伝える番組『港時間』。

4月13日(土)の放送では、神奈川県三浦市を特集した。

◆「ヨットの世界でもレースをやっているんです」

三浦の小さな港に、真っ赤なスポーツカーが現れた。1968年製の英国車だ。

乗っていたのは、自然と車をこよなく愛するモータージャーナリストの吉田拓生さん。

カーレーサーでもある吉田さんがセーリングの世界に飛び込んだのは、静けさを求めてのことだった。

しかし、「やっぱりヨットの世界でもレースをやっているんですよ。今自分の方がいいなというのを感じたいんでしょうね」。

車もヨットも乗り物だが、両者には決定的な違いがあると吉田さんは言う。それは、車を知り尽くす吉田さんだからこその感覚のようで…。

吉田さん:「官能評価(商品の使いやすさや乗り心地の良さなどを計測評価するもの)は船にはないんですよ。車はフィーリングの中にユーモラスな感じがあるが、ヨットにはあまりない。フォーミュラカーに近いですね」

吉田さんがヨットレースに魅せられたのは必然だったようだ。

そしてもうひとつ魅せられているのが、この自然豊かなマリーナ。

吉田さんは「自慢です」と胸を張って語った。