中国のSNS・微博(ウェイボー)で、「なぜ韓国の著名脚本家はほぼ全員女性なのか」という話題が注目を集めた。

微博では16日、ある人気ブロガーがこの話題と同じタイトルの文章を紹介した。文章は「韓国ドラマを追いかけていて脳裏に突然、一つの疑問が浮かんだ。韓国ではなぜ著名脚本家がほぼ全員女性なのだろう。中国は逆で、ほぼ全員が男性だ」と言及。そして「関連する資料を探してみた」として、「韓国の脚本家業界で女性が占める割合は90%以上。これは韓国のドラマ市場の特徴や視聴者のニーズと関係している」と指摘した。

文章は、「韓国ドラマはホームドラマとラブロマンスが中心で感情表現や細やかな人物描写が重視され、こうした特徴は女性脚本家の創作スタイルにぴったり合う。女性脚本家は豊富な人生経験と感情の細部を敏感に理解することにより生活に寄り添った、視聴者の共感を呼ぶ作品を生むことができる」を挙げたのに続けて、「韓国ドラマの主な視聴者である主婦は家庭、愛情や生活の中のささいな事というテーマにより興味があり、女性脚本家はこうしたニーズをより理解できる」「韓国では仕事上の不安定な要素のために脚本家になることを選ぶ男性は比較的少ない。一方、女性脚本家は感情表現や人物描写における強みによって業界で次第に主導的な地位を占めるようになった」と説明した。

さらに「女性脚本家の成功が、より多くの女性がこの業界に入ることを励ましている。それによって良性の循環が形成された」と述べており、この話題をめぐって微博のあるユーザーは「韓国ドラマは脚本家の能力に本当に感服させられる。心に深く入り込むせりふもあるし、考えさせられたり共感を与えるものもある」との感想を寄せている。(翻訳・編集/野谷)