Katya Golubkova

[東京 28日 ロイター] - アジア時間の原油先物は3営業日ぶりに反発している。米原油・ガソリン在庫統計の内容を再評価して買い直す動きが優勢となっている。

北海ブレント先物はこの日が期日の5月限が0.29ドル高の1バレル=86.38ドル。より活発に売買されている6月限は0.28ドル高の85.69ドル。

米WTI先物5月限は0.41ドル高の81.76ドル。

前日の取引は、米エネルギー情報局の週間データで原油・ガソリン在庫が予想外に増加したため売りが先行。

ただ、米石油協会(API)の週間統計よりも原油在庫の増加は小幅にとどまった。

SEBリサーチのチーフ商品アナリスト、ビャーネ・シールドロップ氏はリポートで、国際石油市場が若干の不足に陥っているため、米国の在庫は通常より小幅に増加する見込みだとし、これが目先、北海ブレント先物相場を支援する可能性が高いと予想した。