[アテネ 31日 ロイター] - 欧州中央銀行(ECB)理事会メンバーのストゥルナラス・ギリシャ中銀総裁は、ECBが年内に合計100ベーシスポイント(bp)の利下げを実施する可能性があるとの見解を示した。ただ、当局者間でコンセンサスはまだ得られていないという。

31日付のギリシャ紙プロト・テマに掲載されたインタビューで「個人的には今年中に4回、各25bpの利下げが可能と考えている」と述べた。

「一部の同僚はより懐疑的で、利下げはより緩やかであるべきだと考えている」とも語った。

ストゥルナラス氏は26日、インフレが予想通りに推移すれば6月に利下げを行うとのコンセンサスがECB内で形成されつつあると述べた。ECBは米連邦準備理事会(FRB)の利下げを待つ理由はないとした。