[ワシントン 16日 ロイター] - イングランド銀行(英中央銀行)のベイリー総裁は16日、英国のインフレ率が低下していることを示す力強い証拠があるとした上で、利下げを開始する前にどの程度の証拠が必要なのかが英中銀当局者にとって依然問題だと述べた。

国際通貨基金(IMF)主催のイベントで「英国ではいわゆる完全雇用の状態でディスインフレが進んでいる。そのプロセスが順調に進んでいることを示す力強い証拠が今確認されている」と指摘。「金利に関するわれわれの判断は『(ディスインフレ)プロセスに自信を持つために今どの程度の確認が必要か』ということだ」とした。

また、今年の米国と欧州のインフレ動向が異なるため、金利動向も多少異なる可能性があるとした。