[ワシントン 1日 ロイター] - 企業向け給与計算サービスのオートマチック・データ・プロセッシング(ADP)が1日発表した4月の全米雇用報告によると、民間部門雇用者数の増加数が19万2000人となった。市場予想の17万5000人を上回り、労働市場が第2・四半期序盤も勢いを維持したことが示された。

3月分は20万8000人増と、当初発表の18万4000人増から上方改定された。

4月は雇用が情報産業以外の全ての業種で増加。建設業で3万5000人、貿易・運輸・公益で2万6000人増加したほか、専門・ビジネスサービス業と金融業は共に2万2000人増加。製造業も9000人増加した。情報産業は4000人減少した。

転職しなかった労働者の賃金上昇率は前年比5.0%と3月の5.1%から鈍化。転職した労働者の賃金は9.3%上昇と3月の10.1%上昇から鈍化した。