Nobuhiro Kubo

[東京 8日 ロイター] - 三菱重工業は8日、2025年3月期の連結事業利益(国際会計基準)が前年比23.9%増の3500億円になりそうだと発表した。ガスタービンや防衛などが伸びて2年連続の過去最高を見込むものの、IBESがまとめたアナリスト11人のコンセンサス予想3935億円は下回った。

連結受注高の見通しは5兆8000億円。例年に比べて高水準ながら、過去最高だった24年3月期の6兆6840億円からは減少する。

配当は前年から2円増の1株22円を予定する。同社は4月1日に株式を10分割した。

24年3月期の事業利益は前年比46.1%増の2825億円だった。防衛やガスタービンなどが好調で過去最高だったが、海外のプラント事業で一時費用が発生するなどし、計画していた3000億円を下振れた。