[17日 ロイター] - 米電気自動車大手テスラのロビン・デンホルム会長は、イーロン・マスク最高経営責任者(CEO)への560億ドルの報酬とテスラの法人登記移転を巡る株主投票について、「エベレストに登るようなもの」で、容易ではないという認識を示した。英紙フィナンシャル・タイムズ(FT)が17日報じた。

デラウェア州の裁判所が1月、マスク氏への560億ドルの報酬を無効と判断したことを受け、マスク氏は、同社の法人登記をデラウェア州からテキサス州に変更することの是非を巡り株主投票を実施すると表明していた。

デンホルム氏は先月、マスク氏の報酬を承認するよう株主に求めた。

デンホルム氏は「私がこれまで話をした株主は全員、(報酬制度は)うまく機能していると言っている」とし、この制度が株主価値を大きく高めたことを高く評価していると述べた。

テスラの取締役会は、マスク氏との密接な関係をこれまで繰り返し非難されている。デンホルム氏はこの点についての批判を否定している。