[20日 ロイター] - ドイツ銀行は、2024年末時点の米S&P総合500種指数の目標を主要証券会社の中で最高となる5500に引き上げた。企業の好決算が株価のバリュエーションを支えるとみている。

ドイツ銀はこれまで、24年末の目標を5100としていた。

新たな目標のレンジは5100―5500。上限値は直近終値を約4%上回る。

オッペンハイマー・アセット・マネジメントも年末目標を5500としている。

一方、モルガン・スタンレーのマイケル・ウィルソン氏は20日、S&P500が2025年6月までに5400に達すると予想。増収率の堅調な伸びを反映し、今後2年は増益率も改善すると見込んだ。

ドイツ銀はまた、S&P500企業の1株利益(EPS)予想を250ドルから258ドルに引き上げた。経済成長がトレンドを上回る状態が続けば、EPSは年内に271ドルに達すると予想している。