[エルサレム 16日 ロイター] - イスラエルのユリ・エーデルシュタイン議員は16日、イランによる先週末の攻撃へのイスラエル側の対応は一連の敵対行為に一線を引きつつ、イランに抑止のメッセージを送ることが目的になると述べた。

外交・防衛委員会の委員長を務めるエーデルシュタイン氏は、イスラエルが反撃を計画する上で考慮しているのは、西側諸国の戦争に対する警戒感、イランに対する攻撃に伴う航空部隊へのリスク、半年以上続くパレスチナ自治区ガザへの攻撃に集中し続ける必要性などと指摘。イランからの攻撃には「対応しなければならない」とした上で、その攻撃がイランにとって「主権国家への攻撃が実行可能だからといって実行に移してはいけないという教訓」になることを願うとした。

また「このような殴り合いを続けることはイランの利益にならないことをイランが理解してくれることを心から願う。われわれは全面戦争には興味がない」と語った。

イスラエル軍のハレビ参謀総長は15日、イランによる先週末の攻撃に対応すると表明。一方、紛争拡大を避けたい同盟国からは自制を求める声が相次いでいる。