(文言を補いました)

Juana Casas

[サンティアゴ 18日 ロイター] - エルニーニョ現象研究を担当するペルーのENFENが同国とエクアドル沖を中心に発生するエルニーニョが4月に弱まる可能性があるとのリポートを15日に発表したことを受け、科学者らが相次いで同様の予想を示した。

ただENFENは、一部沿岸地域で豪雨が発生して生態系が変化する可能性は依然あるとして、警戒の姿勢を維持した。

生物学者カルロス・ボカネグラ氏は地元テレビに、「警戒を維持しているということは、海面がまだ温かいということ。そうだとすればエルニーニョはまだ続いているわけで、豪雨など気象関連の脅威の可能性は否定できない」と述べた。

気象研究会社アンビアンドの共同創設者アブラハム・レビー氏はX(旧ツイッター)で、エルニーニョは既に弱まっていると指摘。「北からの海風がもたらす暑い日はあるが、海面冷却は持続する」と述べた。