EUがシリアのイラン大使館攻撃非難、各国に自制呼びかけ
4月3日、EUは、シリア首都ダマスカスのイラン大使館周辺へのイスラエル軍戦闘機によるとみられる攻撃を非難するとともに、関係各国に自制を呼びかけた。写真は同大使館前で2日撮影(2024年 ロイター/Firas Makdesi)
(ロイター)
1日の攻撃でイラン軍関係者など7人が死亡。イランはイスラエルに責任があるとしているが、イスラエルは攻撃を実施したと表明していない。
欧州委員会の報道官はX(旧ツイッター)に「地域の緊張が高まっている現状においては、最大限の自制をすることが不可欠だ。国際法に基づき、外交・領事施設と職員に対する不可侵の基本原則は、あらゆる事例や状況において尊重されなければならない」と投稿した。
中東を訪問しているスペインのサンチェス首相はアルジャジーラに対し、攻撃で地域紛争が激化する恐れがあると指摘。「容認しがたい。イスラエル政府が説明する必要がある」とした上で「状況を強く懸念しており、イスラエル政府に事態悪化を回避するよう求める」と述べた。