Vitalii Yalahuzian Anastasiia Malenko

[4日 ロイター] - ウクライナ第2の都市ハリコフで4日未明、ロシアのドローン(無人機)が飛来し、集合住宅や民家に直撃し救助隊員を含む少なくとも4人が死亡した。エネルギー施設も攻撃を受け停電が発生した。当局者が明らかにした。

ハリコフ州のシネグボフ知事は通信アプリ「テレグラム」への投稿で、死者4人に加え、10人が負傷し、うち1人は重体と明らかにした。

同市のテレホフ市長の投稿によると、先に起きた攻撃の現場に駆け付けた救急車両を運転していた救急隊員3人が新たな攻撃を受けて死亡。計5回のドローン攻撃があり、火災も発生したという。

救急隊員3人を含む4人が1回の攻撃で死亡し、市内の別の地区では民家への攻撃で1人が死亡したと述べた。

シネグボフ氏は同州のズミーフスカ火力発電所もドローンの攻撃を受けたと明らかにした。

国営送電会社ウクレネルゴは声明で、ハリコフと周辺地域では約35万人が停電の影響を受けていると指摘した。

エネルギー省によると、ロシア軍はドニエプロペトロフスク州の太陽光発電所も攻撃した。火災が発生したが消し止められた。4日朝に同州でエネルギー使用が一部制限された。